売買について

安くすれば売れるというのは幻想、売れる物を安くして売るのは愚の骨頂
すぐ価格競争に持ち込むのは思慮が足りない

売り買いにおいての全ては需要と供給によって決まる、つまりは重要なのはタイミング

売れない時期に物を安くしてもそんなことで売りきれる訳がない
売れる時期に物を安くして売ることは、本来取れるはずの利益を取り損なう行為でしかない

待てば騰がると分かっている物を優秀な売り手はすぐに捌いたりはしない
なぜなら売りにおいて最適なタイミングを探っているからである

優秀な売り手は自ら価格競争に持ち込むことはしない
なぜなら売りにおいて最適なタイミングを熟知しているからである

それでも失敗はつきものである
相場が思わぬ方向に振れたり、必要数以上のポジションを取ってしまったり
その場合、優秀な売り手は相場にあまり影響のない形、もしくはタイミングで捌く

自分が優秀だと思い込んでいる少しこなれてきた売り手は、すぐ価格競争に持ち込みたがる
最初の内は順調のように見えるが、それは長い目で見れば自分の首を絞める行為でしかない

何も分かっていない素人はすぐに価格を下げたがる、そうすればすぐ売れると信じ込んでいるからだ
だが待てば焦ってどんどん下げると知っている買い手にとって食い物にされるだけである

その様な中で真っ先に逃げる、また生き残るのはどちらでもない優秀な売り手だ
優秀な売り手はそのような嵐が過ぎ去った後、また必要数のポジションを取り悠々と売りを始める

売り買いは需要と供給に支配され、タイミングによって決まる
最適なタイミングを知っているかいないかで、物の見方、取るべき行動、そして結果が変わってくる

売買はタイミングこそが全てで、売れない時期にあえて安くしたり、売れる時期に安いままでいるのは宜しくない
タイミングさえ読めれば売れない時期に安く売る必要はないし、時期によっては高い値段で売ることができる
タイミングを読もうとし、その上で行動することが一番重要であると考える


どうすれば勝者になれるか、またどうすれば敗者にならずにすむか
それは学ぼうとすることから始まる

自分に対して真摯であり、実直であり、起こり得るありとあらゆる事を受け止め、それでもなお学ぶ歩みを止めなければ、自ずと結果はついてくるだろう―――















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まえがき MO株とは？
1.売買における基本情報、ルール
2.トレードの最適なタイミング
3.ルールを守ることの大切さ
4.トレード記録をつけ、管理する
5.ビッグデータの重要性と必要性
6.観察力を養う
7.選択における重要なこと
8.自分を知る
9.メンタルコントロール
10.直感で学べ、直感で動け！
あとがき

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